2013年7月14日日曜日

上腕骨近位端部骨折1

上腕骨骨折
1近位端部骨折
2.骨幹部骨折
3.遠位端部骨折

1.上腕骨近位端部骨折
特徴
結節上骨折結節下骨折に分類

主に介達外力で発生
転倒時に手をつくなど
少年期と高齢者に多発
骨が弱い(未発達、脆い)
青壮年は肩の脱臼になる
青壮年は直達外力で起こる
低頻度
分類
結節上骨折
(関節内骨折)
骨頭骨折

解剖頚骨折

結節下骨折
(関節外骨折)
外科頚骨折
高頻度
大結節単独骨折

小結節単独骨折

結節部貫通骨折

骨端線離開
小児にしか起こらない

a.上腕骨骨頭骨折
特徴
1.単独骨折は稀
2.関節内骨折
発生機序
肩を強打:直達外力、介達外力
症状
1.打撲、捻挫と誤診しやすい
2.関節内血腫
3.機能障害(肩の運動障害):疼痛、内出血、とくに骨片
4.腫脹が少ない:関節内骨折<関節外骨折
5.激しい疼痛:自発痛、限局性圧痛、とくに運動痛
6.軋轢音:肩甲骨に押し付けると聞こえることもある
7.骨折部の触知:可能なこともある
整復、固定法
1.転位なし:固定のみ
 敬礼位:肩関節外転7080度、水平屈曲3040
2.転位大:オペ
後療法
1.固定中に等尺性収縮運動(関節が動かない運動 ※力み動作)
2.34W 後に自動運動(自分の出来る範囲での運動)
3.関節拘縮に注意
 ※拘縮:軟部組織が原因、強直:骨の癒合(リウマチ)
予後
1.骨癒合が遅い(関節内骨折の為)
2.近位骨片の二次的な阻血性骨壊死
3.外傷性関節症関節損傷およびその後遺症
4.関節拘縮(高齢者)
※等尺性収縮運動 ⇔ 等張性収縮運動(通常の運動)
※自動運動 ⇔ 他動運動


b.解剖頚骨折
特徴
1.関節内骨折
2.高齢者に多い
発生機序
肩を強打:直達外力、介達外力
症状
1.変形が少ない:関節内骨折のため
 ※噛合骨折の場合はわずかに転位し短縮する
2.関節内血腫(多い):皮膚表面には見えない
3.肩の運動障害:噛合骨折の場合は動かせる事もある
4.軋轢音:関節内のため音は小さい
 ※噛合骨折の場合は無い
5.自発痛、限局性圧痛
整復法
1.転位なし整復不要
 ※噛合骨折の場合も整復不要、整復を行うと転位の危険性
2.転位あり整復
 a.下方に牽引
 b.患部を直圧
固定法
肩外転7080
水平屈曲3040度の敬礼位
ギプス固定
後療法
1.固定中に等尺性収縮運動
2.34w後に自動運動
3.68wで骨癒合
4.全治4m以上(関節内骨折の為治りづらい)
予後
1.噛合骨折は予後良好
2.高齢者は骨癒合が遅い
 固定の長期化→関節拘縮
3.後遺症
 骨頭壊死、外傷性関節症


4 件のコメント:

  1. いつも見やすくて助かります(^_^)

    私もパソコンでまとめる方なのでモチベーション上がりました☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ←テンション高杉ww

    これからも更新期待してます(*´ω`*)

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  2. コメント有難うございます。
    拙い部分もありますがどうぞよろしくお願いします。

    お互い頑張って行きましょう。

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  3. 匿名2013年7月26日 17:11の人ですがこんな感じに投稿されるのですね・・・
    邪魔だったら消してもらってもおkです
    私も柔道整復師関係ないサイト立ち上げた時困ったことあるので(汗)
    (フリーメールあったら嬉しいかも)

    それはそうと友達と勉強してて良いサイト知らない?って聞いたらここのサイト紹介されました+(0゚・∀・) +
    やはりわかりやすいと見てる人は見てるもんだと思いました(´∀`)
    これからも頼りにさせてもらいます(`・ω・´)ゞ

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  4. メアドを用意してみました

    もしコメントが残るのに不都合があれば削除しますのでおっしゃって下さい

    それでは

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