2013年6月29日土曜日

消毒

消毒


消毒の分類

滅菌
全ての病原微生物を死滅させて除去(無菌状態)
殺菌
対象物に付着している微生物を死滅させる(概念)
消毒
人体に有害な病原微生物を死滅させ、感染症などの伝播を防止ex.日光、紫外線、薬剤...
防腐
微生物を直接殺さないで、その繁殖を抑えて腐敗を防止すること

消毒薬の効力に影響を与える三要素
 温度、薬剤の濃度、作用時間

消毒の種類と方法

理学的消毒法
日光消毒
主に日光に含まれる紫外線を利用した消毒法
紫外線消毒
紫外線の殺菌作用は強く広範囲な病室や研究室の消毒で使われる
焼却法
病原微生物に汚染された廃棄物を焼却する方法
乾熱滅菌法
感熱空気中で過熱することにより病原微生物を死滅させる方法
試験管や器具の消毒
160~170度
170~180度
180~190度
120分
60分
30分
低音消毒法
65度前後の温度で30分以上
牛乳やワインなどに対し結核菌、チフス菌、赤痢菌などを消毒
その他の
消毒法
煮沸法
100度で15分以上加熱  医療機器、金属製品
流通蒸気法
100度の蒸気の中に30~60分間接触させる
間欠法
80~100度熱水又は蒸気中で1回30分~60分間を3~6回の加熱
熱水消毒
80度10分間の処理で芽胞以外の一般細菌を観戦可能な水準以下に死滅
高圧蒸気滅菌法
加圧した飽和水蒸気中で過熱する方法でもっとも確実な滅菌法
115度
121度
126度
133度
1.7気圧
2.0気圧
2.4気圧
3.0気圧
30分
20分
15分
5~10分
照射滅菌法
放射線照射法、高周波法
火炎滅菌法
器具の滅菌

消毒薬の殺菌範囲


一般細菌
緑膿菌
結核菌
真菌
芽胞
B型肝炎
グルタラール
次亜塩素酸ナトリウム
消毒用エタノール
ポビドンヨード
クレゾール石鹸
両性界面活性剤
第4級アンモニウム塩
クロルヘキシジン


環境
金属器具
非金属器具
手指皮膚
粘膜
排泄物
グルタラール
次亜塩素酸ナトリウム
消毒用エタノール
ポビドンヨード
両性界面活性剤
第4級アンモニウム塩
クロルヘキシジン


手指の消毒法

・石鹸と流水(温水の方が効果が高い)を用い30秒以上の手洗い
酒精綿(アルコールワッテ)の使用も可
アルコール濃度は80%が一番効果が出る

皮膚の消毒法

一般名
商品名
ポビドンヨード
イソジン
グルコン酸クロルヘキシジン
ヒビデン
塩化ベンザルコニウム
逆性石けん(陽イオン界面活性剤)
オスバン

予防接種部位の消毒はアルコールによる場合が多い

0 件のコメント:

コメントを投稿