消毒
消毒の分類
滅菌
|
全ての病原微生物を死滅させて除去(無菌状態)
|
殺菌
|
対象物に付着している微生物を死滅させる(概念)
|
消毒
|
人体に有害な病原微生物を死滅させ、感染症などの伝播を防止ex.日光、紫外線、薬剤...
|
防腐
|
微生物を直接殺さないで、その繁殖を抑えて腐敗を防止すること
|
消毒薬の効力に影響を与える三要素
温度、薬剤の濃度、作用時間
消毒の種類と方法
理学的消毒法
日光消毒
|
主に日光に含まれる紫外線を利用した消毒法
|
||||||
紫外線消毒
|
紫外線の殺菌作用は強く広範囲な病室や研究室の消毒で使われる
|
||||||
焼却法
|
病原微生物に汚染された廃棄物を焼却する方法
|
||||||
乾熱滅菌法
|
感熱空気中で過熱することにより病原微生物を死滅させる方法
試験管や器具の消毒
|
||||||
160~170度
|
170~180度
|
180~190度
|
|||||
120分
|
60分
|
30分
|
|||||
低音消毒法
|
65度前後の温度で30分以上
牛乳やワインなどに対し結核菌、チフス菌、赤痢菌などを消毒
|
||||||
その他の
消毒法
|
煮沸法
|
100度で15分以上加熱 医療機器、金属製品
|
|||||
流通蒸気法
|
100度の蒸気の中に30~60分間接触させる
|
||||||
間欠法
|
80~100度熱水又は蒸気中で1回30分~60分間を3~6回の加熱
|
||||||
熱水消毒
|
80度10分間の処理で芽胞以外の一般細菌を観戦可能な水準以下に死滅
|
||||||
高圧蒸気滅菌法
|
加圧した飽和水蒸気中で過熱する方法でもっとも確実な滅菌法
|
||||||
115度
|
121度
|
126度
|
133度
|
||||
1.7気圧
|
2.0気圧
|
2.4気圧
|
3.0気圧
|
||||
30分
|
20分
|
15分
|
5~10分
|
||||
照射滅菌法
|
放射線照射法、高周波法
|
||||||
火炎滅菌法
|
器具の滅菌
|
消毒薬の殺菌範囲
|
一般細菌
|
緑膿菌
|
結核菌
|
真菌
|
芽胞
|
B型肝炎
|
グルタラール
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
次亜塩素酸ナトリウム
|
○
|
○
|
△
|
○
|
△
|
○
|
消毒用エタノール
|
○
|
○
|
○
|
○
|
☓
|
☓
|
ポビドンヨード
|
○
|
○
|
○
|
○
|
☓
|
△
|
クレゾール石鹸
|
○
|
○
|
○
|
△
|
☓
|
☓
|
両性界面活性剤
|
○
|
○
|
☓
|
△
|
☓
|
☓
|
第4級アンモニウム塩
|
○
|
○
|
☓
|
△
|
☓
|
☓
|
クロルヘキシジン
|
○
|
○
|
☓
|
△
|
☓
|
☓
|
|
環境
|
金属器具
|
非金属器具
|
手指皮膚
|
粘膜
|
排泄物
|
グルタラール
|
☓
|
○
|
○
|
☓
|
☓
|
△
|
次亜塩素酸ナトリウム
|
○
|
☓
|
○
|
☓
|
☓
|
○
|
消毒用エタノール
|
○
|
○
|
○
|
○
|
☓
|
☓
|
ポビドンヨード
|
☓
|
☓
|
☓
|
○
|
○
|
☓
|
両性界面活性剤
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
△
|
第4級アンモニウム塩
|
○
|
○
|
○
|
○
|
○
|
△
|
クロルヘキシジン
|
○
|
○
|
○
|
○
|
☓
|
☓
|
手指の消毒法
・石鹸と流水(温水の方が効果が高い)を用い30秒以上の手洗い
・酒精綿(アルコールワッテ)の使用も可
・アルコール濃度は80%が一番効果が出る
皮膚の消毒法
一般名
|
商品名
|
ポビドンヨード
|
イソジン
|
グルコン酸クロルヘキシジン
|
ヒビデン
|
塩化ベンザルコニウム
逆性石けん(陽イオン界面活性剤)
|
オスバン
|
・予防接種部位の消毒はアルコールによる場合が多い
0 件のコメント:
コメントを投稿