体液
1.体液区分
a.年齢と体液量の割合
体重との%
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新生児
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成人
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老人
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細胞外液量
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40
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20
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20
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細胞内液量
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40
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40
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30
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全体液量
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80
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60
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50
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b.成人の体液区分
細胞外液
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組織液
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15%
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血漿
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5%
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細胞内液
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40%
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2.体液のイオン組成
組織液
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ナトリウムイオン(Na+)、塩素イオン(Cl-)、重炭酸イオン(HCO3-)...
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血漿
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ナトリウムイオン(Na+)、塩素イオン(Cl-)、重炭酸イオン(HCO3-)、蛋白質... |
細胞内液
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カリウムイオン(K+)、リン酸イオン(HPO4^2-)、蛋白質... |
・細胞外液は海から由来されてる(Na+、Cl-...)
・細胞の適した環境の維持をホメオスタシス(恒常性維持)と呼ぶ
3.体液の恒常性を維持する仕組み
a.体液浸透圧の調整
・浸透圧が高い=濃度が高い=(相対的に)水分が少ない
・浸透圧は高い方に水が引き寄せられる
細胞外液の浸透圧が上昇 ⇛ 細胞から水が引き出される ⇛ 細胞は縮む
細胞外液の浸透圧が低下 ⇛ 細胞内へ水を引き込む ⇛ 細胞は膨らむ
・体液浸透圧の調整にはバソプレッシン(下垂体後縁から分泌)
血漿浸透圧上昇 | 血漿浸透圧低下 | |
⇛ 浸透圧受容器が反応(渇きを感じる)
⇛ バソプレッシン分泌増加
⇛ 腎での水再吸収
⇛ 浸透圧低下 |
⇛ 浸透圧受容器が反応
⇛ バソプレッシン分泌抑制
⇛ 腎での水排泄促進
⇛ 浸透圧上昇 |
備考
・血液(血漿)の浸透圧は290mOsm/l(オスモル)
・0.9%の食塩水(生理食塩水)は血漿と等張
b.体液量の調整
・水分の再吸収、排泄促進 ⇛ バソプレッシン
等張性に血液が減少 | 等張性に血液が増加 | |
⇛ 容量受容器が反応(渇きを感じる)
⇛ バソプレッシン分泌増加
⇛ 腎での水再吸収
⇛ 血液量増加 |
⇛ 容量受容器が反応
⇛ バソプレッシン分泌抑制
⇛ 腎での水排泄促進
⇛ 血液量低下 |
※バソプレッシンでの体液量の調節は限界があり厳密な調整はナトリウムイオンの調節で行う
4.体液Na+量の調整
・腎からの排泄量で調整
・体内のNa+量が多くなると細胞外液量も増す(浸透圧の関係)⇔Na+量が減れば減る
・Na+量の調節系
レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系 ⇛ 腎でのNa+の再吸収
心房性ナトリウム利尿ペプチド ⇛ 尿でのNa+の排泄促進
分泌場所
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作用
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レニン
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腎臓
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アンジオテンシン生成を刺激 アルドステロンの分泌を刺激 |
アルドステロン (電解質コルチコイド) |
副腎皮質 | Na+の保持 |
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP) | 心臓 | Na+再吸収抑制 |
備考
・ナトリウムポンプ:エネルギー(ATP 8kcal/mol)を使ってNa+を移動する
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