2013年5月23日木曜日

細胞


細胞

1定義

細胞とは人体の基本的単位(最小単位は原子
細胞 ⇛ 組織(内臓) ⇛ 器官(消化器系、呼吸器系)

2細胞膜

構成物質
リン脂質、蛋白質、少量のコレステロール

特徴
脂質二重層
リン脂質が二重になっており親水部を外側、疎水部が内側となる
蛋白質が埋まっておりイオンチャンネル、ポンプ、レセプター、酵素の役割がある
半透膜
大きい物質は通れず小さい物質のみ通す
選択的透過性
大きさ的に通れなくても蛋白質の力を借りて出し入れが可能となる

3ミトコンドリア

特徴
内外二重の膜で出来、内膜がヒダ(クリステ)を形成
機能
ATP(アデノシン三リン酸)の合成
仕事量が多い筋肉や肝臓には大量に存在

4小胞体とリボソーム

リボソーム
核内の核小体で生成される
蛋白質の合成
粗面小胞体
表面にリボソームが付いたもの
蛋白質の合成
滑面小胞体
表面にリボソームが付いていないもの
副腎、精巣
ステロイドホルモン生成
肝臓
有害物質(アルコール、薬)の解毒
カルシウムイオンの貯蔵

5ゴルジ装置

特徴
平たい膜が何層にも重ねられた形
機能
リボソームで合成された蛋白質の濃縮
蛋白質に糖鎖をつける
リソソーム生成

6リソソーム(ライソソーム)

特徴
ゴルジ装置で生成される
様々な物質を消化する酵素を持つ
機能
細胞内に取り込んだ異物、不要な細胞内小器官を分解

7ペルオキシソーム

特徴
過酸化水素を合成する酵素を含む小胞
機能
様々な物質の酸化脂肪の代謝
有害な物質の無毒化

8中心小体

特徴
細胞分裂時、非分裂時で役割が違う
核の近くにある2つの短い円柱
機能
分裂時
細胞の両極へ移動し染色体の移動を助ける
非分裂時
微小管(微細管)の形成に関与

9細胞骨格

特徴
繊維上の小器官で3種類に分類される
細胞の形に関与
機能
マイクロフィラメント
最も細い細胞骨格
細胞の形を保つ
中間径フィラメント
弾力があり細胞を壊されないように保持
細胞内小器官を細胞内の決まった位置に保持
微小管
最も太い細胞骨格
ミトコンドリアの移動や分裂時の染色体の移動に関与

10

特徴
核膜孔という穴がある核膜に包まれ内部には核小体、染色質(クロマチン)が存在
染色質は分裂時に染色体となる
核膜孔
細胞の中と外の移動の際の通路
核小体
リボソーム合成
染色質
(クロマチン)
蛋白質(ヒストン)にDNA(デオキシリボ核酸)が巻き付いている
DNA遺伝情報が組み込まれている

1)DNAの構造
3つの成分(リン酸、糖(デオキシリボース)、塩基)からなる二重らせん構造
リン酸


糖(デオキシリボース)




塩基
G:グアニン
グアニンとシトシンが結合
C:シトシン


A:アデニン
アデニンとチミンが結合
T:チミン




2)RNAと蛋白質合成
特徴
核内にあるDNA一部分をコピーしたもう一つの核酸
三種類のRNAがある
RNA
mRNA(メッセンジャーRNA
tRNA(転位RNA
rRNA(リボソームRNA

3)DNARNAの違い
DNA
RNA
二本鎖
一本鎖
デオキシリボース
リボース
T:チミン
U:ウラシル
4)タンパク質合成の流れ
mRNADNAの一部をコピー(転写)
mRNAは核外に出てリボソームに入る
③tRNAmRNAの情報を元にアミノ酸の結合(翻訳)

0 件のコメント:

コメントを投稿